古い電車に、最新型と同じ塗装を施すと、どうも微妙な感じになりやすいと思います。
これも、そんな一例かなあ・・・と。
・札幌市交通局 255 1997年8月 西4丁目
画像は札幌市電の250形。
1961年札幌綜合鉄工協同組合製で、札幌市電特有の丸い車体を持つものです。
1990年代の更新で、前照灯の数と位置が変わり、8500形と同一の塗装となりました。
ただ、その8500が軽快電車譲りの直線基調のデザインだったので、
この丸い車体には、アンバランスな感じがしたのも事実です。
(モノコックのバスにスケルトンバスの塗装を施した例に近い)。
むしろ、現在に続く、札幌市交統一塗装のほうが似合っているように感じます。
ただ、その間ずっと、緑基調で統一されているのは
電車に対するイメージが連続していて、個人的にはいいと思います。
余談ですが、市営バスは逆に赤基調だったので対照的な存在だったわけですね。
まあ、そもそも札幌近郊のバスは中央バスも定鉄も夕鉄も、みんな赤基調だったのですが・・・。