加越能鉄道 日デKK-RM252GAN +西工96MC
近年、公営交通を中心に乗合事業の縮小さらには撤退する事業者が出現し、そこから車両が移籍する事例が相次いでいます。
なかには、2000年以降製造の車両も。しかし、この世代は、標準化の推進で事業者毎の特徴が減り、
そもそも、そんな年式の車両が移籍しているということ自体が計算外で、なかなか気が付かないということも。
・加越能鉄道 日デKK-RM252GAN +西工96MC 2011年4月 富山県高岡市
富山県の呉西で事業を展開する富山地鉄系列の加越能鉄道。
中型車が殆どとはいえ自社発注を貫き、ノンステップ車の導入も進めていました。
しかし、この数年、移籍車も導入されるようになっています。
さて、画像の2枚の車両。いずれも西工架装のKK-RMノンステップ車です。
上の車両は、自社発注車ですが、下の車両は、明石市交通部から移籍した車両。
一見同じようですが、よく見れば窓割りやガラスの色が異なり、
屋上ではカマボコ型形状の換気装置があることがわかります。
親会社の地鉄では、廃業した姫路市交から高年式の中型低床車が移籍していますが
子会社も同じような展開となりました。