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イスタンブール 2つの地下ケーブルカー
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_2232404.jpg
・馬蹄形の断面とレンガ積みの内壁が歴史を感じさせる 2011年7月 カラキョイ

さて、いきなりですが、クイズです。
「世界で一番最初に地下鉄が開業した都市は、1863年のロンドン。
 では2番目に開業したのは、どこの都市?」

・・・おそらく、この問題が出されることはないはずです。
それは解釈の仕方で、複数になってしまうからです。

電車が走り、複数の駅があって・・という、一般的に私たちが想像する路線であれば、1896年に開業した現・ハンガリーのブタペスト(1号線)になります。開業当初より電車を使用し、世界遺産にも登録されています。
ところが、都市の地下にある軌道系交通機関・・・というのなら、このイスタンブルになるのです。
1875年に開業したものですが、使用されるのは電車ではなくてケーブルカー。
・・・まあ、イスラエルのハイファにある地下ケーブルカーは地下鉄とされているので、個人的には、これも立派な地下鉄だとは思います。

一般的にテュネル(Tünel=トンネルの意)と呼ばれるこの路線は全長0.57km。
欧州側新市街にあり、ガラダ橋近くのカラキョイ(Karaköy):麓側と、イスティクラル通りの南西端にあるベヨウル(Beyoğlu):頂上側の間を結んでいます。運営はイスタンブル市営(iETT)です。
なお、ベヨウルでは、先に紹介したノスタルジックトラムに接続しています。

イスタンブルは海に面した丘陵地帯にあるため、街の各所に高低差があり、坂道は非常に急です
(日本国内なら長崎、呉、首里あたりを思い出していただけると近いでしょう)。
2駅間の高低差は約60m。近くの道を歩いてみれば、この路線がつくられたのも理解できます。
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_22502857.jpg
・ベヨウル 2011年7月

路線そのものは単線交走式で、各々の車両は1両です。
ただし、車内は、階段状にはなっておらず、フラットでした。
カラキョイ駅のホームは平坦ですし、ベヨウル駅のホームも斜面にはなっていますが、階段状にはなっていません。従って、ドアが多いことを除けば、普通の鉄道車両とあまり変わらないものになっています。

駅は、どちらもビルの1階にあります・・・この点を考えれば、駅間だけが地下ということになるので、
それもまた、微妙な扱いをされる原因かもしれません。
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_2384492.jpg
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_22501342.jpg
とくに、ベヨウル駅は、重厚な外観の立派なもので、この路線の歴史を感じさせるものです。
また、駅構内には、昔日のイスタンブルを描いたタイル絵が飾られています。
細かな描写がされていますが、トンネルの真上にあるため、カラキョイ側から乗った場合は気が付きにくいので注意してください。

さて、かつてここで使われていた木造車が保存されています。
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_23163765.jpg
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_23165242.jpg
場所はアジア側のウスキュダル(üsküdar)とカドゥキョイ(Kadıköy)の真ん中あたりにあるİETT Bağlarbaşı Kültür Merkezi ve Ulaşım Müzesi (iETT文化センター・交通博物館)においてあります。博物館といっても、特段公開しているようでもなく、今回は守衛さんとの、身振り手振りのやりとりの結果見せてもらえた次第です(柵外より見ることは可能)。
車端部をのぞき、全て戸袋窓。通風はその一部に設けられたガラリで行うようになっていました。
下回りは3軸式でした・・・はたして、今の車両はどうなっているのか、そこを見るのは忘れてしまいましたが。
(参考:http://wowturkey.com/forum/viewtopic.php?t=29061)

一方、2006年にはもうひとつの地下ケーブルカーが開業します。
新型トラムの終点であるカバタシュ(Kabataşu)と、イスティクラル通りの北東端にあるタクシム(Taksim)を結ぶ路線です。こちらは、地下鉄・ライトメトロ・新型トラムと同じくイスタンブル運輸(İstanbul Ulaşım A.Ş.)が運営しています。
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_2330484.jpg
イスタンブール 2つの地下ケーブルカー_e0030537_23435595.jpg
・2011年7月 タクシム(上の画像)、カバタシュ(下)

こちらも単線交走式ですが2両編成に増強されています。また、車内はかなり緩やかなものの階段状になっています。駅は完全に地下にあります。乗車側にだけホームドアふうホーム柵が取り付けられているのは、合理的とはいえ、面白いところです。

※2017.4.30追記。 テュネルの保存車は、現在は欧州側にあるコチ博物館(Rahmi M. Koç Müzesi)で展示されている模様。
by hiro_hrkz | 2011-08-25 23:52 | 鉄道(海外) | Comments(0)