越後交通は、この10年程度の間に多数の移籍車両を導入しています。
その中で、富士重工架装の車両は、それほど多くはありませんが、特徴ある車両もいろいろ入っています。
ここでは、いすゞへの架装例を取り上げたいと思います。
・越後交通 いすゞU-LV324K +富士7E (中) 2010年1月 新潟県長岡市
(上・下)2011年4月 新潟県長岡市
先ず導入されたのは、川崎市交通局の車両。
平成元年排出ガス規制の軸距4.67m車で、川崎市らしいショートオーバーハング車です。
2段窓の車両と、アウターガラスの逆T字窓の車両が同時に移籍してきました。
・越後交通 いすゞKC-LV280Q +富士7E 2011年4月 新潟県長岡市
移籍車も平成6年排ガス規制になると、今度は川崎の隣、横浜市交通局の車両がきました。
それも、比較的移籍例の多い軸距4.8mのワンステップ車ではなく、109系統で使われていた軸距5.8mのエアサス車。越後交通といえば、かつてはCJM600をはじめ長尺車も多数保有していたので、わからなくもないのですが、この車両の移籍は、正直驚きました。本社(長岡)と小千谷に1台づつが在籍しているようです。
同じ逆T字窓でも、上のもと川崎市交車と異なり、中扉周辺の窓周りを黒塗りにしています。
・越後交通 いすゞKC-LV380N +富士7E 2011年4月 新潟県長岡市
そして、こんなところにも、こんな車両が移籍してきました。
もと新京成電鉄の車両です。ここで、移籍車もワンステップ車の世代となったことがわかります。
黒サッシの2段窓でワンステという特徴ある仕様は、やはり従来車両と随分と異なる雰囲気となりますね。一方、窓周りは扉部分を含めて黒塗りとなるのですが、今度は扉の色は銀色となっています。
他メーカーの車両を見ても、どうもこのあたりに基準等はないようで・・・・。