最近の移籍車事情を見ると、南関東の路線バス事業者の大半から車両が放出されている状況があります。
しかし、15年くらい前であればその数はグッと少なくなり、基本は都営・西武・神奈中の3社、これに小田急・臨港・京急・西東京が時々加わる程度で、東急と国際興業は地方の系列相手だけでした。
この潮目が変わるのは1998年頃に横浜市営と川崎市営の車両が放出されはじめたあたりからでしょうか。排出ガス規制だったり路線網の縮小で、徐々に放出する事業者が増えていったように思います。
相模鉄道もそんなひとつ。
・弘南バス 三菱U-MP218M +呉羽 2008年5月 青森県青森市(青森駅)
画像の弘南バスに移籍したエアロスターKあたりが、第一陣であったと思います。
以降は、さまざまな車両が放出されるようになっているのは周知のとおり。
なお、車体は、殆ど改造を受けておりません。
弘南バスでは、青森営業所に配置され、当時新設された
青森市内を東西に結ぶ系統に投入されました。この後、弘南バスは路線車を買うのではなく、自家用などの怪しい車両が増えてゆくようになります。
画像のクルマも未だ残っているのかどうか・・・・。