※神奈川電鉄はフィクションです。
今年は、例年よりもひと月早く5両の電車が完成しました。
今回は愛甲線もしくは津久井線の中型車が2両、秦野・大山線の小型車が3両、
いずれも
今年8月に途中経過をここに掲載した車両です。
それではまず、小型車のほうから。
昭和30年代の自社発注車である、3610形のモハ3611(最上段)とモハ3615(中段)。
鉄コレ第14弾の名鉄3800ほかをベースとしています。おおむね想定通りの雰囲気・・・・私鉄全百科的な表現なら「特徴がないのが特徴」・・・を出すことができたと思っています。
3611は片側の前面を非貫通としてウィンドウシルつきで、イメージは京福福井のホデハ。
3615は両側とも貫通路つきで、ノーシル・ノーヘッダーとしています。
とりあえず3611だけ動力を組み込みました。
台車は迷うところですが、3611は住友KS-33Lを、3615は鉄コレ第16弾の旭川電軌を動力化した際に余剰となった日車NA-5としました。
いっぽう、こちらはもと京王デハ2400形の3430形モハ3431。鉄コレ17弾からの改造です。
運転席直後の移設した客用扉は、東武73形のものですが、窓そのものは京王のものが嵌ったのでそのまま使っています。また、アルミサッシとしました。
動力も組み込みましたので、残るは、相方の1両・・・ということになります。
恒例?の旧作との並び。
旧作はGMの国鉄クモハ11からの改造で、両端の扉から妻面は自作しています。
クモハ11は窓幅800mm・扉幅1100mmという寸法が都合がよく、このキットをベースにさまざまな車両をつくりました。しかし、そのものずばりの製品が出てしまうと、まったく太刀打ちできませんね。
というか、これも旧作のボロボロぶりに泣けてきます・・・。
閑話休題。
つづいては中型車のほうを。
モハ3740形は
2年前に書いたように、京王帝都デハ1700形を譲り受けたた車両で、作例は鉄コレ第6弾の小田急1600ほかからの改造です。
今回は、両運転台改造車としました。
増結用ということで、動力は組み込んでいません。
そして、1760形クハ1762。南海の偽ズームことモハ21202の電装解除車で、作例は鉄コレ第3弾の一畑の丸ズームの改造です。
屋上のベンチレータは、GMの東急5000系のものを使用しましが、大きさが若干合っていないので、間隔調整にてこずりました。台車は、鉄コレ7弾の南海モハ1521から流用しました。
今回各車で行っているヘッドライトの表現をレンズはめ込みに変更するのを、この車両では行いませんでした。誕生の経緯からして手抜き車両のそしりはまぬかれないですね。
旧設定のサハ1611の代わりなので、両運転台の電動車に挟んで使うことを想定しています。
そこで、早速組成してみました・・・このごちゃまぜっぷりを楽しむのが、神奈電本来の目的ですし・・・。
さて、前回紹介したもと西武451系の2両は、冷房の手配がつかず今回は完成に間に合いませんでした。
それとは別に、2両を追加しました。
一見で解るように、鉄コレ12弾の上田モハ4257と、鉄コレ2弾の日立モハ2230で、両方とも、秦野・大山線の制御車になります。
両方とも、長い間仕掛状態でほったらかしていたものの再生という意味もあります。
改めて見てみると、同じ鉄コレでも最近のものとはディテールの表現が全く異なり、この頃の簡略化した車体は、素材として使うのが惜しくないですね。
それはそうと、こんなマイナーな車両でもプラの製品が出ていて、しかも活用できることに、改めて、驚くのですが
一方で、軽く作ってしまいがちで、思い入れはあまり強くならないのは、ちょっと残念な話かもしれませんね、