古い駅舎が多い富山地鉄から、
本日はこの木造駅舎を。
本線の経田(きょうでん)駅は、新魚津から宇奈月方面に一つ目。魚津市の北端にある港町のはずれにあります。
窓枠のアルミサッシ化など一応の手入れはされていますが、見るからに旧い木造瓦吹きの駅舎があります。
もとは、1940年に廃止になった石田港駅(もとは黒部鉄道が開業したもの)を移築したものと言われています。
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参考サイト(外部リンク))
ホーム側から見るとこんな感じで、直接道路に出られる臨時改札があるところは、いかにも昔の駅舎という感じ。
また、上のリンク先にある画像と比べると、どうやら駅正面から向かって左側の出っ張りは、あとから増築されたもののようですね。外壁に差は感じられないので、このあたりは後年、手を入れられているのかもしれません。
中は、窓口や扉は板が打ち付けられているのは、無人化された駅にありがちな風景。
駅の近くに高校があるため、平日朝のみ駅員配置となっています。
こんな駅舎があるものの、構内は1面1線と実にシンプルなもの。
架線柱などを見る限り、これも昔から変わっていないようですね。
石積みのホームに木造の上屋と、地鉄本線でよく見かける構成となっています。
・いずれも2013年4月 撮影。