今回の北行きでは、20年ぶりにオホーツク沿岸にも行ってみました。
その主目的は、数回前に取り上げた斜里バスだったのですが、その後、網走バスもちょっと見てみました。
同社は、
その20年前にオホーツク海にいちばん近い駅として知られる北浜駅前で見たあとは、15年ほど前に北見バスターミナルに乗り入れているのを見たきり。したがって、今回が実質的にはじめて、となりましたが、車両が新しめなのが印象に残りました。
・網走バス 三菱KC-MP717K +MBM 2014年5月 北海道網走市
自社発注車で見たのは、こんなトップドア車。一見、自家用バスによくありそうなスタイルですね。
仕様からして郊外線用だと思いますが、座席は特にハイバックシートというわけではありません。
行き先表示は、もとの位置のままLED化しています。
・網走バス 三菱KC-MP717M +MBM 2014年5月 北海道網走市
・網走バス 三菱KL-MP35JM +MBM 2014年5月 北海道網走市
他には、かつての親会社、名古屋鉄道(名鉄バス)からの移籍車を幾つか見ました。
いちばん上は、前面の行灯が特徴的な、もとは名古屋の基幹バス用。
中はごく標準的な名鉄バスという感じですね。
どちらも、自社発注の車輛よりもいい座席を付けています。
いちばん下は排ガス規制が変わりKL-となりました。登録ナンバーからして、昨年移籍してきたもののようです。こちらは、背もたれが低い座席となっており、このあたりから車両が全国的に標準化していった(=各事業者の個性が減った)ことが垣間見えます。
なお、網走バスは、2012年に名鉄グループから、道内のカラオケ店舗の経営等を主体とするタカハシグループに入り、バスの車体にも同グループの名が記されています。
北海道で東急と名鉄が覇権を争った話も、昔話ですね。