道北バスの自社発注は、基本的には日デ・日野・三菱の3メーカーの車両を導入しています。
このうち日デは、KL-UA+富士新7Eのノンステまで導入していましたが、その後、採用は途絶えたため、西工架装車は登場しませんでした。
一方、移籍車では、その主な供給源である南関東の事業者でも西工架装車が増えた世代になったため
このところ、道北バスに相次いで西工架装車が登場しています。
・道北バス 日デKC-RM211GAN +西工 2014年5月 北海道旭川市
道北バスには、もともと中型車が無かったのですが、数年前に移籍車が登場して以来、徐々にその数を増やしています。この車両は、もと西東京バスで、中型では初のノンステとなりました。
バックミラーが交換されているのは、これまでの道北バスの移籍車に同じです。
・道北バス 日デKL-JP252NAN +西工96MC 2014年5月 北海道旭川市
一方、中型幅の大型車(いわゆる中型ロング)も、
既にKC-JP+富士8Eが移籍していましたが、この後継車種でノンステになったKL-JPも移籍しています。
上はKC-JPと同じく西東京バスからの移籍車。そして下は、その親会社である京王電鉄バスグループからの移籍車。両者あまり仕様の差はありませんが、中扉の下半分にも窓があるか無いか、そして前扉附近の屋上にアンテナが残っているかいないか、といったあたりで見分けられるでしょう。多くが広告車でオリジナル塗装の車両は少ないようです。
それにしても、もと京王のほうは、フォグランプが無いままなのですね。積雪地帯でこの点は他人事ながら気になるところです。
・道北バス 日デKC-UA460HAN +西工96MC 2014年5月 北海道旭川市
そして、正真正銘の大型車も登場。
KC-UA最末期にワンステップ車をベースに製造された前中扉間ノンステップ車です。このタイプがその後標準となるとは、登場時には思いませんでしたね。
それはさておき、KC-UA+96MCの前中間ノンステを導入したのは3事業者だけですが、このうち2者から移籍しています。
画像上が、道北バスでは珍しい関西方面の事業者、尼崎市交通局から、そして下が横浜市交通局からの移籍車です。この両者も差が少ないですが、やはり中扉下半分の窓の有無、前面(B-IかB-IIか)、座席の色、そして前面方向幕の左側面側にあるマークで区別がつくと思います。