先々月、
富山観光バスの貸切車両について取り上げましたが、
記事中でもふれた一般路線車というのが、今日のお題です。
・富山観光バス 日デU20L ? +富士13型 1993年3月 西町(富山県富山市)
貸切車とは全く異なるオレンジ色の塗装でした。
日デのシャーシに載る車体は、富士重工13型(R13)。昭和50年代前半の製造と思われますが、この時期だと富士の車体を架装する路線バスは13型でも前頭部鋼体が路線専用の13型E(3E)になるのが通常。しかし一部事業者では、前面が傾斜した13型オリジナルを引き続き採用していました。富山観光バスの場合、親会社の富山地鉄に合わせた仕様なのでしょう。なお、この後で3Eに移行しています。
13型オリジナルとしては最終期の製造となるため、前扉は通しガラスを採用。
サブエンジンクーラーを搭載と、割りに近代的な印象がある車両です。
個人的には、稼働中の姿を唯一見ることができた13型オリジナル。
そして、このときが富山観光バスの路線車を見た最初で最後の機会でした。