ジェイアールバス東北 日野P-RJ172BA +日野車体
国鉄の分割民営化により、国鉄バスもJR各社に分裂し徐々に各社の独自性を強めていくのですが、
その中で、こと路線車に関して国鉄の面影を遅くまでとどめていたのはJRバス東北ではないかと思います。
・ジェイアールバス東北 日野P-RJ172BA +日野車体 2000年10月 二戸駅(岩手県二戸駅)
画像の日野レインボーは、その塗装に加え、側面にはツバメマークのエンブレムが、
また、前面には広告看板で見えづらいですが、動輪マークがついており、国鉄バスそのものという出で立ちです。
この車両の導入は1987年度なので、まだ分割民営化1年目。JR東日本からJRバス東北が分離する直前なのも関係しているのでしょう。それから12年半が経過しても、外観を保っていました。
扉配置が前中折戸で、側面の行き先表示が窓下にある点も、国鉄そのままといった感じです。
このタイプは、同じ頃に約20台が投入され、岩手県内の営業所に配置されていました。