じょうてつ いすゞKL-LV280Q1 +IBUS
2000年12月の交通バリアフリー法施行よりも、平成11年排ガス規制(KL-)適合車種の発売が早かったためこの間にわずかながら、KL-のツーステップ乗合車というものが存在しています。
神奈中のKL-MP33のように数が多いのは例外で、他はごく少数にとどまっています。
・じょうてつ いすゞKL-LV280Q1 +IBUS 2001年6月 札幌市南区
じょうてつに在籍する2000年式のエルガ2台もその一例。
それまで、いすゞ車の採用が途絶えていた同社ですが、札幌市交の路線委譲に伴い車両数が増加した時期に採用となりました。そのためなのか、当時の移譲路線、藻岩線専用の塗装(もとは日デKC-UAノンステのカタログ車用の塗装)ですが、側面は、いすゞの広告入りとなっています。
同社は、それまで長尺の前後扉車を入れていたので、この車両も軸距5.8mとなっています。
ただし、前中扉となったのは、その仕様を使っていた札幌市交の移譲路線ゆえでしょうか?
KL-のエルガのツーステ車でありながら、屋上に冷房(デンソー製)のコンデンサを搭載しているのは、少々珍しい点かもしれません。