3年ぶりに沖縄県以外の離島を訪問しました。
今回のターゲットは、長崎県の壱岐。魏志倭人伝に出てくる「一大国」があったとされることで知られる島です。
長崎県といっても地理上は佐賀県の沖で、所要時間は福岡市からジェットフォイルで1時間10分という近さ。
島内には四つの町がありましたが、2004年に平成の大合併で壱岐市になっています。
さて、島内の路線バスの運行を行っているのが壱岐交通。
昭和自動車系列の事業者でしたが、公式サイトを見る限り、現在は系列を外れているようです。
今回は、同社の路線車から三菱ふそう製の大型・中型車を取り上げたいと思います。
・壱岐交通 三菱ふそうU-MP618K +三菱? 2016年4月 郷ノ浦
・壱岐交通 三菱ふそうKC-MP717M +MBM 2016年4月 郷ノ浦(長崎県壱岐市)
壱岐交通のバスは (もと)親会社程は混沌としておらず、保有する車種はある程度限られています。
その中で主力なのが、平成元年排ガス規制(U-)~平成6年排ガス規制(KC-)の大型車。いずれもメトロ窓・トップドアでハイバックシート(補助席付)で統一されています。
新エアロスターは、どういうわけか、見かけた全車が広告車になっていました。
定期観光バスでも使われています。
・壱岐交通 三菱ふそうKK-MK25HJ +MBM 2016年4月 郷ノ浦(長崎県壱岐市)
・壱岐交通 三菱ふそうKK-MK25HJ +MBM 2016年4月 郷ノ浦(長崎県壱岐市)
これが、KC-途中から中型車が増えてゆきます。
上は貸切前構を持つKK-MKで、トップドア車、全般的には大型車をそのまま小さくしたような構成です。
しかし、バリアフリー法は当然適用されるわけで、ここに前中扉のワンステップ車が投入されることになりました。
2002年11月製造で、下の画像の17のほか16が在籍しています。
方向幕は小型車と共通なのか、大型車よりも幅が小さくなっており、逆に目を引く点ではあります。
・壱岐交通 三菱ふそうKK-MK23HJ +MBM 2016年4月 郷ノ浦(長崎県壱岐市)
従来、壱岐交通の路線車は、その殆どを自社発注で取り揃えてきましたが、
昨年あたりから、移籍車を導入するようになっています。
画像は貸切前構を持ち、メトロ窓ながら前中折戸という独特の仕様から想像がつく通り、もとは西武総合企画。
型式と年式から推測すると、もとはS-139ではないかと思います。
・西武総合企画 三菱ふそうKK-MK23HJ +MBM 2011年7月 埼玉県所沢市