高岡とその隣町の新湊(射水市)を走る万葉線。
高岡駅前附近こそ、いかにも市内電車の風情ですが、そう大きくはない高岡の中心市街地。
やがて沿線風景はいかにも地方都市の郊外といった風情のところを進んでいくところに、この路線の特徴があると思います。
とりわけ、車庫のある米島口から庄川の橋梁の間・・・電停では吉久のあたりは、独特の雰囲気があります。
それなりに旧そうな街中の路上に単線の線路が敷かれており、昭和30~40年代に消えて行ったインタールーラルな路線の生き残りという感じがします。実際に、この万葉線よりも一本南東側の道は高岡市観光協会(
外部リンク)のサイトにも掲載されている旧い街並みが残っています。
しかし、それだけで終わらないのが「新産業都市」(死語)の高岡。
大きな工場あるいは変電所が存在し、そこに旧い人家が同居する一種独特の景観をつくりあげています。
かつては新吉久~能町口で国鉄鉄新湊駅から分岐する貨物線との平面交差も存在し、まるで工場内を走るような景観だったようです。いまは工場群もだいぶ縮小してますね。
1枚目:吉久
2枚~3枚目 吉久~新吉久
4枚目:新吉久
いずれも2004年5月