2軸の電気機関車というのも模型ではよく作品を見かけますが、
実例となると、意外に少ないものの一つです。
今回取り上げるのは、日本セメント上磯の専用線の機関車。
1923年、汽車製造(車体)+東洋電機(電気品)製で、前年に作成された1~3号機(当時社名:浅野セメント)の増備車。
一般の電化私鉄が電機を導入するのよりも早く、この形式は汽車製造が初めて手がけた電機でもありました。
2号機は、1985年に東洋の手で、原形に近い形で横浜市金沢区の工場に保存されています。
一方の5号機は、1988年に地元、上磯町で保存されました。
画像は1995年に撮影したもの。立派な屋根が取りつけられたものの、錆び錆びで状態は
お世辞にもよいとは言えませんでした。
後に塗りなおされた画像も見た事がありますが、現在はどうなっているんでしょうねえ・・・。
日本セメント上磯工場 5 1995年9月 上磯運動公園(北海道上磯郡上磯町)
こここそ、あと5年早く生まれていれば・・と思うところですね・・。