今月の表紙は、伊豆箱根鉄道のモハ1005。
廃車時に大場の工場で行われた、撮影会のときのものです。
で、このとき、主役の1005よりもある意味注目をあびていたのが
大場の主、ED31形です。1947年製の典型的な海南島形(東芝戦時形電機)。もとは親会社、西武鉄道の車両でしたが、1949年には早くも駿豆線に入線しています。
伊豆箱根鉄道駿豆線 E33 2005年3月 大場
東芝戦時型といえば、オリジナルの板台枠台車は乗り心地が悪いことで知られ、各地で履き替えた事例が存在します。この車両は釣り合い梁式のTR22を履いています。
また、パンタグラフが、かつて西武標準だったKP62らしきものに替えられていますね。