東京都交通局が導入したブルドックの中で、特異な存在だったのが早稲田営業所に配置されていた前面拡大窓車でした。
坂が多いゆえ、上り坂での視野確保の為に導入した・・などと聴いたことがあります。
前面窓下の通風孔がなくなり、ライト間に鎧戸があるなど、印象が一般の車輌と異なっています。
東野交通 三菱P-MP118K +呉羽 1998年5月 栃木県宇都宮市
東交のブルドックの移籍事例は、頭数の多かった羽後交通や、遅くまで残った群馬中央が有名ですが、栃木の東野交通には、この早稲田の車輌が1台移籍していました。
当時の東野は、短いサイクルで移籍車輌を次から次へと導入しておりました。東交からは、日野のRT223AAなども移籍していましたが、いずれもあっという間にやってきては消えていったような気がします。