北海道の胆振・日高支庁を中心に路線を拡げる道南バス。
ここには自社発注と移籍車の双方で富士7Eが在籍します。
その中から、本日は4種類ほどを。
道南の自社発注の大型車は、室蘭地区で使われる市内線仕様と、そのほかで使われる中距離線仕様があります。後者は日デ+富士の場合、いずれもメトロ窓・トップドアの高出力車です。
U-車は、オーソドックスに7Bを架装しています。車内はハイバックシートが並んでおり、その関係で、リアの窓が下半分埋まっているのが特徴です。
床下にはトランクが設けられています。
一方、KC-車は7Eを架装。鹿児島交通チックになりました。
U-、KC-ともに道南バスの特徴でもある「非冷房車」。これで高出力エンジンなのですから、さぞかし走りっぷりは良いんだろうなあ・・と思います。
ちなみにKC-UAは5台が在籍していますが、配置営業所がバラバラなのでなかなか捕まえにくい存在で、私はいつもすれ違うばかり。登別が比較的捕まえやすいと知り、ようやく撮影することができました。
一方、移籍車の7Eは関東と中部の複数の事業者から、各種車種が入っております。
これは、もと東京都交通局の車両。
特に大きな改造を受けている様子はありません。
こちらは、もと西武・・といいたいのですが、じつは京浜急行の車両です。
道南には、両方から車両が移籍していて紛らわしいのですが、マーカーランプの有無やベンチレータの違いで見分けることができると思います。
この車両は、座席をハイバックシートに取替え、中距離線仕様になっています。
(1枚目)道南バス 日デU-UA510NAN +富士7B
(2・3枚目)道南バス 日デKC-UA521NAN +富士7E
(4枚目)道南バス 日デU-UA440HSN +富士7E
(5枚目)道南バス 日デU-UA440LSN +富士7E いずれも2008年5月 北海道登別市