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2024年 03月 09日
新潟の佐渡に行って以来、7年ぶりに離島へ行ってきました。
今回の訪問先は、長崎県の福江島。バスがメインではなかったのですが、福江港附近で見ることができた車両を取り上げたいと思います。 福江島で路線バスを運行しているのは長崎自動車系列の五島自動車(五島バス)です。しかし傘下に入るのは1985年と比較的遅く、車両も独自仕様での導入が続いていました。現在は中型車が主力ですが、KC-の途中までは大型車を導入していました。 西工58MC架装したU-LVです。トップドアでメトロ窓というのは、同じ長崎県の離島である壱岐の壱岐交通を連想させます。ただし、この手の離島の路線車にありがちな高出力車ではなく、サスペンションもリーフサスとそのあたりは大人しい?仕様を選んでいます。 車内の座席も背もたれが高めのものを取り付けていて貸切用途で使ってもよい仕様となっています。 一方こちらはKC-LVで、車体も96MCになりました。 ただし、基本的な仕様は58MCと変わっておらず、前面の方向幕も小さいまま。さすがに96MCでは他に例も少なくちょっと見慣れない感じですね。 今回は五島にかつて一緒に仕事をした仲間を尋ねにいったため、バスには殆ど乗ることができませんでした(わずかに福江市街で数停留所間に乗ったのみ)。その罪滅ぼし?というわけでもないのですが、お土産としてこんなものを買いました。 #
by hiro_hrkz
| 2024-03-09 22:35
| バス(北村、西工、東特)
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2024年 02月 23日
気が付けば1年がたってしまいましたが、
漸く何両かが完成しました。 もともと第4弾は化かすネタがないなあと思っていたので、とりあえず1箱だけ買ったのですが、その結果出てきたのはキハ1・・・キハ41000のショーティーに荷台付にしたものでした。これを眺めているうちに一つアイディアが浮かびました。 この結果、思い浮かんだのは福井鉄道モハ60形や北陸鉄道モハ1200のようなステップ付の小型ボギー電車でした。ドア間の窓は柱を全て撤去して、新たにエバーグリーンの0.75×0.75mmで新製、また運転室部分の側窓は拡幅しました。一方で前面も4枚窓では気動車になってしまうので、プラ板から窓枠・窓柱を新製しています。かつて、16番の模型改造記事で、側面の窓柱を全て撤去して新たに窓枠パーツにあわせて窓柱を新製した・・・などというのを見ましたが、それと似たようなことを行ったわけです。 このほか、前面下部の連結器の台座パーツ用の切り欠きをプラ板で埋めるなどを行いました。また、テールライトは「さかつう」の真鍮パイプ(外径1mm)を使用しています。床下は鉄コレの12m級の前後を切り落としただけです。本来なら動力化したといことですが・・・鉄コレ12m級動力もしくはその代替となる小型車用動力を生産してほしいところです。 塗装はクレオスの暗緑色とGMのクリーム1号で塗りました。この結果、なんとなく荒尾市電のような雰囲気となりました。全般的には日車が昭和初期に製造した広浜・宇部電・琴平急行等の小型車の雰囲気で、また車両の大きさは銚子電鉄デハ101が近似となりました。 さて、これ以外にももう1両が完成しました。 最近のプラキットだけあってストレスもなく組めましたが、Zパンタの部分だけは多少難儀しました。塗料はメーカーの指定には従わず、茶色はMrカラーの119 RLM79 サンドイエロー、青は自家調合(ガイアのエヴァブルーにMrカラーの322 フタロシアニンブルーとGMの青緑1号を適宜混ぜたもの)を塗りました。ただ、この色は530が現在塗ってある明るめのもので、500形が普通に市内を走っていたころはもっと彩度の低い色だったように思います。 そして、15~20年前に作成した旧・外地の電車についても、昨年末のコミックマーケットにて入手した旧外地路面電車研究会の軽軽電車3、そして岡田健太郎さんの「大陸浪人路面電車」を読んだこともあり、若干手を入れてみました。 ところで、この大連市電。実部の印象から車体幅2300mm程度で作っているのですが、実物は2500mmはあるとのことでビックリしています。国内だと大阪市電などよりも広いことになります・・・さすがに今からフルスクラッチしなおす気力もありませんが・・・。 #
by hiro_hrkz
| 2024-02-23 23:00
| 模型・神奈電・架空の鉄道
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2024年 02月 12日
千葉県の舞浜駅は言わずと知れたテーマパークの最寄駅ですが、その南側にはホテル群があり各種送迎バスが運行されています。現在はモノレールが開業したり、テーマパークと提携したバスとなったため大幅に減っているようですが、かつては様々な車両が行き交っていました。その中でも変わり種の車両を2つほど取り上げたいと思います。
ピンク色の外装が目を引く新エアロスターです。なんといっても全て折戸の3扉という大阪のコムアート交通の車両を思わせる仕様が特徴です。型式はKC-MP717Pでしょうか?。ここは比較的置き換えサイクルが早く、この車両も比較的短期間での使用に留まったと記憶しています。 一方こちらは貸切系のエアロバスですが、中扉付の車両です。この仕様は淡路交通の例が知られていますが、こんなところにも採用事例がありました。登録番号から類推するに上のエアロスターと同じKC-車と考えられます。型式はKC-MS815SかKC-MS829Sか? 当時、舞浜周辺のホテルでは貸切タイプの送迎車の方が多かったのですが、その中で乗降性の改善を目的としていたのだと思います。それにしても恐らく所要時間10分程度ですから、なかなかの大盤振る舞いですね。 #
by hiro_hrkz
| 2024-02-12 23:34
| バス(三菱/呉羽)
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2024年 01月 27日
今年最初の鉄道ネタも、龍ヶ崎の車両を取り上げたいと思います。
12年前にもキハ521・522を取り上げてますが、今回は残りの1両キハ531を中心に改めてこれら3両を取り上げます。 関東鉄道竜ヶ崎線は全長4.5km、中間駅1駅のミニ路線です。車両も小世帯ですが、東京から近いこともあるのか比較的記録も多く残っているように思います。 竜ヶ崎線では、1965年の関東鉄道成立後も主に鹿島参宮鉄道時代からの機械式中小型気動車が使われていました。しかし、同社は車両の大型化と総括制御化を推進するため各地の私鉄で廃車になった液体式の大型気動車を大量に集めます。1969年10月末日に廃止になった江若鉄道からは5両を購入しますが、このうち以下の4両が1970年4月に竜ヶ崎線に配置され、番号を変更せずに使用開始しました。 ・江若鉄道キハ5121←キハ18← ←国鉄キハ42054 1937年 日本車輌製 ・江若鉄道キハ5122←キハ19←長門鉄道キハ11←国鉄キハ42017 1936年 日本車輌製 ・江若鉄道キハ5123←キニ6 1931年 日本車輌製 ・江若鉄道ハ5010←ハニフ10←キニ10 1935年 川崎車輛製 すなわち、元を辿ればキハ5121と5122は国鉄の大型ガソリンカーであるキハ42000形、キニ5123とハ5010は国鉄に先駆けて江若が揃えた18m級大型ガソリンカーの一党になります。江若は、1960年代になると車両の総括制御と貫通編成化を志向し、1965~1966年にキハ5121、キハ5122は片運転台化、ハ5010は切妻の中間車化されて3両貫通編成を組むようになります。一方、キハ5123も両運転台のまま前面に貫通路を設け総括制御車化されました。 竜ヶ崎線でも3連と単行で使用されましたが、検査時等は組み替えていたようです ※1)。しかし、3連は過剰だったのか1971年のワンマン運転化開始時にハ5010は常総線に転属しています。そして1972年9月にキハ5121、キハ5122、キハ5123の順にキハ521、522、キハ531に改番されます。 それも束の間、キハ521と522は1975年、キハ531は1977年に主に京成電鉄の車両更新を行っていた大榮車両で車体を新製し面目を一新します。 関東鉄道には国鉄キハ42000を出自とする車両が他に合計9両(キハ601~602、611~615、704、551)ありましたが、これらはもとの鋼体を流用し前頭部のみを改造しています。とくにキハ601・602、611~615は1972~75年に改造されています。また、関東鉄道は扉の増設などの大規模な車両工事は外注していましたが、その受託先は時期別に異なっています。 ・1960年代後半=日本車輌東京支店 キハ703、704、751~754 ・1970年代前半=西武所沢工場 キハ411~412、601・602、611~614、755 ・1970年代中盤=大榮車両 キハ551、721、701~702、521~522、531、311~312 ・1970年代後半以降=新潟鉄工所 キハ313以降(部品流用による実質新造車) すなわち、この3両は関東鉄道が車両の更新方法を車体流用から新造に変更するターニングポイントにあった車両といえます。それは大栄車両が京成の車両更新でノウハウを持っていたことも関係しているのではないかと推測するところです。なお、この中でキハ551は江若鉄道で総括制御改造され一旦加越能鉄道に譲渡されてから関鉄に再譲渡されたものです。車体更新前のキハ531と同系の前面を持っていましたが、似たような改造をされながらもその末路は随分と違ってしまいました。 キハ521・522・531の前面はキハ600・610を踏襲しており、折妻で貫通路付3枚窓でヘッドライトは貫通路上にある点は共通しています。これはその後キハ310形まで受け継がれました。一方で、この3両は最大長が19553mm(キハ521・522)または19490mm(キハ531)、最大幅が2720mmと国鉄キハ20・30等の20000mm・2800mmより一回り小さくキハ521・522の更新前に近い寸法になっています。その理由は判りませんが、菱枠台車のTR29を流用した点やあるいは竜ヶ崎線の建築限界が関係しているのかと考える次第です。なお、常総線ではキハ500以降は幅2800mm、キハ800以降は全長20000mmが標準になっています。 その後1981年に登場したキハ532は車体幅2800mm・最大長20000mmで常総線の新造車両に準じた車両となっています。 キハ521・522はキハ2001・2002の投入に伴い1997年に、キハ531は減車で2001年に廃車になりました。 ※1 湯口 徹『レイル No.19 私鉄紀行/からッ風にタイフォーンが聞こえる(上)』エリエイ 1986年 に掲載の写真等を参照 ・参考文献 飯島 巌・森本 富夫・諸河 久『私鉄の車両8 関東鉄道』 保育社 1985年9月 白土 貞夫『RMライブラリ―169 関東鉄道竜ヶ崎線(下)』ネコ・パブリッシング 2013年9月 稲葉 克彦『RMライブラリ―185 大榮車輛ものがたり(中)』ネコ・パブリッシング 2015年1月 #
by hiro_hrkz
| 2024-01-27 01:09
| 鉄道(非電化)
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2024年 01月 21日
拙サイトをご覧いただき、ありがとうございます。
2023年 11月 05日の記事に関する続報です。 去る2023年10月10日にカルチュア・エンタテイメント(株)ネコ・パブリッシング カンパニー(以下、ネコ・パブリッシング)から出版された宮下 洋一著『写真とイラストで綴る買収国電』に、拙サイト「買収国電のプロフィール」の内容が私の許諾をなしに転載、つまり剽窃されています。私は本書を10月9日に東京・神保町の書店で購入した際にこの事実を知り、内容について検証を進めた上で10月下旬以降数度、同社の関係者と接触を行いました。そしてこの度、RM MODELS 342号(2024年3月号)の19ページおよび同社のサイトに本件についての謝罪文が掲載されたことを報告いたします。 現時点で最終的な合意には至っておりません。 まずは謝罪を優先するという点で合意したため、今回の掲載となりました。 なお、謝罪の書面については事前に閲覧しています。 「無断引用」や「権利を阻害」といった疑問のある表現もありますが、私からの指摘は拙サイトから剽窃した範囲についてのみとしました。 今後、詳報に向け引き続きネコ・パブリッシング側と接触を行います。 また、私の権利範疇外ではありますが、『写真とイラストで綴る買収国電』ではwikipediaからルールを守らない転載・引用が行われています。本件についても詳細な検証を求めます。 2024年1月21日 #
by hiro_hrkz
| 2024-01-21 01:04
| おしらせなど
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