徳之島には8時間ほど滞在し、夕方17:00亀徳発のマリックスラインのフェリー(鹿児島~奄美~沖縄航路の一部区間)で、次の目的地である奄美大島に向いました。その日の夜は名瀬市街で一泊。
そして翌朝、ホテルを出ると、目の前に現れたのは、なんとこの車両でした。


・道の島交通 いすゞK-CDM410 +川重 2009年5月 鹿児島県奄美市(名瀬)
2008年6月、奄美交通は撤退し、道の島交通に全系統が車両・職員・施設等と共に移管されました。
これに伴い注目されたのが、奄美交通の最古参で、全国的にも最後の現役と思われる、いすゞK-CDM410の去就です。結局のところ、現在残っているのはこの1台だけで、しかも稼働率は低いとのこと。
それが、走ってきたのですから、非常にラッキーでした。
・・・と同時に「これで運を使い果たしたかも」と嫌な予感がしたのも正直なところなんですね(ボソッ)・・・。
さて、奄美交通には、親会社の鹿児島交通からの移籍車と、山口市交通局からの移籍車の2種類がありました。この車両は、もと鹿児島交通のほうで、メトロ窓の前後扉です。
奄美交通の塗装は、ツツジの花?が書かれるのがデフォルトでしたが、この車両は親会社の椰子の木のままでした。また、側面の方向幕を潰しており、現在は社名が書かれています。
ただ、フォグランプがないのと塗装のためなのか、どうも前面にシマリがないような印象を受けました。