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月末の雑感 ~黄昏迄~
2009年 05月 31日
![]() これまで、1都1道2府43県・韓独墺台中と旅してきたが、その手段(交通機関)は偏りがある。 鉄道・バスは言わずもがな。かつて嫌いだった飛行機も、気がつけば搭乗は30回を上回り、いろいろと興味も出てきた。 それに対して、めっきり経験が少ないのが船。 かつては鉄道マニアなら青函・宇高の連絡船を体験するのは必須だったと思うが、私が中学生のときに廃止になっているから、経験なし。で、乗った船といえば、殆どは有明海や瀬戸内海の比較的短い航路(三角~島原、八幡浜~別府、神戸~高松)ばかりで、外海に出る船は、しいて言えば、今は無き高知特急フェリーに大阪→高知で乗船しただけという有様。 さて、今回、奄美に行くにあたって頭を悩ませたのが、その運賃の高さ。 奄美大島だけでも宮古島を上回るほどで、徳之島まで絡めると恐ろしい額になる。しかもANAが飛んでいない・・・正直、奄美行きをためらっていたのはこれが理由だった。 ところが、今年は工場勤務ということもあり、休日が移動したため、GWがいつもより長い! ということで、宮崎まで飛行機で飛び、鹿児島へ移動して、そこから船で渡るという手段をとった(直接鹿児島に行かなかったのは、単に宮崎のほうが5000円安かったから)。 初の外洋を行く船ということで、船酔いにおびえながらも、期待していたのも事実。 ![]() 鹿児島新港を出た船は、桜島を見ながら錦江湾内をゆったりと進んでゆく。 私が乗ったのはマルエーフェリーの「あけぼの」で、導入されて間もない新鋭船とのこと。 船内は広く空いていれば快適である。展望デッキから風景を眺め、食堂で夕食をとれば、なるほど、船の旅が優雅といわれるのを、こんなフェリーでも感じることになる。 ![]() そして、シャワーを浴びた後、酔い止めを飲んで就寝。 朝目覚めれば、どこまでも続く蒼い海原の向こうに、徳之島の島影が見えて感動的だった。 なるほど、かつて「ブルートレイン」のてこ入れ策として導入されたものは、フェリーにその原形があったのか・・と気づいた。列車から旅情が無くなったとお嘆きの鉄道マニアには、船の旅を味わってもらいたい・・と感じた。 (ちなみに私にとって長距離列車は移動手段の一つでしかないので、あまり旅情がどうたらとは感じないのですが)。 ![]() 復路の乗船日は5月1日夜発。GW初日を控え、名瀬のターミナルは、たくさんの人でごった返していた。 閑散としていた鹿児島新港とは大きな差である。 その中には、沢山の中高生がいる。その殆どはスポーツチームのメンバーで、見送りの親がいる。そして待合室のあちこちで、壮行の挨拶が行われている。 ![]() 船内はにぎやか。老夫婦から子供連れまで肩を寄せ合って寝ていた。 このとき、ふとある思いを感じた。 「船とは島のものである」ということを。 かつて、北海道出身の人が「青函連絡船は特別な存在」と話すのを聞いても、理屈では理解しても感情的には解らない部分が多かった。 しかし、今自分の目の前に在る景色を見て、それを思い返していた。 沖縄は別として、島は本土に対して付属してくるものという意識が強い。そして、本土に対して離島の持つ立場が弱いというのは事実だろう。目の前にいる子供たちは、どこかで大会があるにしても、それ以外で試合をするにしても、島の外に行かねばならない。大会が島に来ることは殆ど無いのだから。 島にとって本土との繋がりは必須。だから船は生命線である。 逆に言えば、本土の人間にとっては離島だろうと山間の村だろと、地域の一つ以上の感覚はない。 船も数多くの交通手段の一つに過ぎないものである。 それは、本土の人間は離島が解らないということでもある。高速道路1000円で大渋滞のニュースを翌日聞くことになるが、そのとき、その恩恵を受けられない人が少なからず存在することを思っていた。 ![]() そして、翌朝、船は再び錦江湾まで戻ってきた。 デッキから鹿児島の風景を、親子連れがじっと見つめていたのが印象的だった。 ![]() 細い階段を下りて、岸壁に足をつければ、それぞれの旅が再び始まる。 そして、今日も船は行く。 島の人と産品と思いを載せて。
by hiro_hrkz
| 2009-05-31 02:33
| 言いたい放題
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Comments(9)
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船旅はいいもんですよ…とか言いながら、最近は乗ってませんけどね。明石海峡大橋が開通するまでは、徳島への帰郷の際にはどこかで一度は船に乗らねばなりませんでした。一番多く利用したのは、大阪港(天保山)~津名(淡路島)間の高速船ですね。揺れさえ気にしなければ、広々として、今の高速バスよりも快適でした。
あと、日本海を敦賀~小樽間の日本海フェリーも2泊3日で、ゆったりしてよかったですね…ただ15年も前の話ですが。
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歳が歳なんで、青函連絡船も宇高連絡船もリアルタイムで経験していますが、自分にとっての船と言えば広島港~松山観光港の瀬戸内海汽船・石崎汽船ですね。
高知が両親の実家でしたから盆暮れ正月にはお世話になりました。 当時最新鋭の水中翼線や双胴船のシーパレス。懐かしい… ♪私 フェリーにしたの だって 飛行機も汽車も 涙乾かすには 短すぎるでしょう
>>かねとしがばなーさん
徳島方面といえば、一度、「私鉄の連絡船」、南海フェリーに乗ってみようと思っているのですが、機会がないまま今にに至っています。和歌山側の衰退も激しく、昔日の面影はないのでしょうが。 北海道方面への航路というと、♪苫小牧初仙台行きフェリー~などは憧れがありますが、そこまで余裕のある旅は定年になるまで組めそうにありません・・・。 >>とよぽんさん おお、村下孝蔵「松山行きフェリー」の世界ですね。私はこの続きといえる「夢の跡」が大好きです。 http://www.youtube.com/watch?v=KSv6x_HqQ48&feature=related 松山の景色が浮かんでくるようです。 >フェリー埠頭 だと、あまりにベタなので、タイトルはこっちの歌から頂きました。 ♪世界中を船で廻ろうと 飽きる程一緒に居ようと ![]()
南海フェリーも早く乗らないと、廃止の憂き目に会うかもしれません(高速1000円の影響は大きそうです)。
また、徳島にこられた折には、鳴門市内まで足を伸ばして、「鳴門市営渡船」に乗船されてはいかがですか? 今は民間委託ですが、料金無料で味のある渡船ですよ。詳しくは、鳴門市のホームページなど参考にしてください。
>>かねとしがばなーさん
明石海峡大橋ができてからの凋落振りは凄いようですね。 南海自体、高速バスを走らせていますからね・・・。 高松には行く用があっても、四国に行く用がなかなかできないのが難しいところです。 鳴門は昨年行きましたが、気がつきませんでした。 ![]()
南海は、小松島港にあった高速船の航路を徳島港に移した後、橋開通後に高速船を廃止、フェリーも便数・船数もぎりぎりまで減らしています。
橋の威力はすごかったですね…開通から2年余りで、徳島~阪神間、淡路島~阪神間を結ぶ海路は、阪神フェリー、徳島高速船、甲子園フェリーなど、軒並みだめになりましたね。唯一、たこフェリーの頑張りが光ります。 航路廃止の代わりに、その部分で働いていた人の受け皿として「本四海峡バス」という高速バスの会社ができたんですけどね。
>>かねとしがばなーさん
橋の威力といえば、私がよく使うジャンボフェリーも凄まじかったのを思い出します。今は加藤汽船1社だけでさびしくなりましたが、その分集客に力を入れてるのか、送迎バスの充実や、神戸側の発着場所変更など、公共交通だけでアクセスする人間にとっては、皮肉にも便利になった感じもあります。 瀬戸内では島に橋がかかると、バス会社が一つ増えますね。 最近なら、瀬戸内産交やあきなだ高速が、そんな一例でしょうね。
こんにちは。
こちらも先月奄美・沖縄方面へ初めて足を運ぶ機会があり、このクイーンコーラル8にも乗船する機会がありました。 喜界航路(裏航路)や阪神航路の船などにも乗船しましたが、古くて小さい裏航路や、付帯設備が簡素化されて客室定員が少ない阪神航路の船とは異なり、大型で新しく綺麗、設備面もそこそこ充実しており、また奄美や沖縄へ足を運ぶ機会があれば是非…と感じたものです。 鹿児島~沖縄航路では、2等和室利用のノーマルチケットであれば、途中下船可能(有効期間1週間)なのも注目で、沖縄への往復どちらかで奄美大島で道草する場合などに、通し運賃と同額で乗船できる上に、2社の船を乗り比べられるのも魅力ですが、途中下船制度利用の場合はマルエーフェリー他航路乗船(名瀬~那覇間での阪神航路利用など)ができないのは惜しい限りです。 またフェリー内の食事は、HPでもメニューを紹介しているマリックスの方が力を入れている印象があり、内容的には本場の有名店には叶いませんが、奄美名物の鶏飯などが用意されている点も評価できると感じたものです。
>>MAKIKYUさん
マリックスとマルエーでは、後者のほうが就航してから新しいのか、設備のほうは新しい雰囲気でしたね。 船旅は時間があれば、旅費の節約にもなりよいですね。奄美途中下車制度は知りませんでした。これで奄美再訪もよいかもしれません・・・(なにせ奄美は先島よりも行きにくいので)。 食堂に関しては、営業時間が短いのがネックですね。 鹿児島を出航したら、有無を言わずに食べておしまい・・・という感じでした。 |