「灯台もと暗し」とはよく言ったもので、関東地方の車両というのは余り撮影していないものです。
「行ったとしても撮影できるとは限らないし・・・」という割りには、地方の1台しかいないバスを撮影しに行くのですから、自己矛盾にも程があります。
そんな一つが、東京急行電鉄長津田車両工場の入れ替え車。
自分の趣味ど真ん中なんですが、撮影できないだろう・・と無視していました。
ところが、最近いろいろな噂を聞くにつけ、先日、近くに用事があったついでに、立ち寄ってみました。
アント導入に伴い失職した模様で、3両とも1列に並んでおかれていました。いずれも、望遠を使ってなんとか撮影できる位置だったのは幸い。

・東急長津田工場 デキ3021 2009年6月
東京横浜電鉄時代に製造されたもので、1929年川崎車両製。
同型に高畠鉄道(→山形交通高畠線)ED1があり、こちらは現在、旧高畠駅跡に保存されています。
そちらを見ていたので、こっちに食指が動かなかったというのもあります。
私あたりの世代だと、各種の本で「長津田工場の入替車」として紹介されており、
未だに長津田の主といえば、このイメージが強いものです。

・東急長津田工場 ED301 2009年6月
こちらは、1944年日本車両製。もとは豊川鉄道が発注したデキ54で、製造中に国に買収された「私鉄籍を持たない買収電機」です・・・・・
こんなサイトを作っておきながら、長津田に来てからの実物を見たのはこれが初めてという体たらく。
もっと熱意を持ってサイトを維持管理しろ!とお叱りの声が聞こえてきそうです。
それにしてもパステルグリーンが眩しい?ですね。