公営バスの民営移管が盛んになっている昨今ですが、資産の譲渡に関しては各自治体でマチマチのようです。
熊本の場合は、熊本都市バスを除き、あくまで路線だけが渡っているようで、車両は各社が用意しています。
さて、2007年春に熊本市交通局の御幸木部線が移管された熊本バスは、
このときに4台の中型車を投入しました。
が、昨今のバス業界を反映したのか?とんでもない車両ばかりだったのは、ご周知の通り。
とりわけ、昭和自動車からやってきた2台・・・すなわち、富士6Eを架装したRM81Gと
阪東を振り出しに十王、昭和と渡り4社目にたどり着いたRJ172CAは話題性もあって
一躍バスマニアに知られる存在となりましたが、残る2台のLRは、それほど知られていませんね。
・熊本バス いすゞU-LR232J +アイケー 2008年7月 熊本県熊本市
一見なんの変哲もない車両なので解りにくいですが、型式が示すようにエアサスなのが
特徴といえば特徴でしょうか?
この車両は、山口県は船木鉄道(船鉄)からやってきました。
以前も書きましたが、車両数が少ないうえに代替が早く、地方の事業社としては比較的若い車齢で
廃車になっているようです。
思わぬ事業者からやってくることが増えた昨今の移籍車事情、頭をやわらかくしないとついていけませんね。