キハコレ・・・もとい鉄コレ10弾の発売も目の前に迫ってきたので、
今回は、ラインナップに含まれている、この車両を取り上げます。
関東鉄道鉾田線(鹿島鉄道)キハ410形(411~412)は、グリーンマックスのキハ04+キニ05キットに含まれていたおまけパーツと、その使用方法の解説で、地方私鉄旧型車派のNゲージモデラーには言わずと知れた存在だと思います。
その略歴について簡単におさらいしておくと、1934年新潟鉄工所製の鉄道省キハ41077と、1933年日本車両製の同キハ41050が起源。キハ41209・41504→キハ41309・41323→キハ0410・0424を経て、1959年に長野工場より日車東京支店で改装の上、常総筑波鉄道に入線しキハ41005・41006となりました。変速機のトルコン化、筑波線→鉾田線の転属を経て、1972年に西武所沢工場で総括制御化の上で片運転台化、この車番となります。
2両編成での運用が前提の外観ですが、固定編成ではなかったのは、関鉄の片運転台の気動車共通の事象です。1986年に廃車となり、その後、沿線にある育児施設に引き取られました。
しかし、現在は撤去されています。

画像は、そこで利用されているときのもの。いずれも敷地外からの撮影です。
車番は消されています。文献等によればキハ411とのこと。
下回りはエンジン等いっさいがっさい綺麗さっぱり無くなっています。
さて、この車両の連結面はどうなっていたかというと・・

両脇の窓が拡大され、真ん中には扉が設けられています。
関東鉄道の片運転台の気動車共通の仕様ですね。
そういえば、この連結面。どこかで見たなあ・・と思ったら、蒲原鉄道のクハ10に似ていますね。
あちらも、西武所沢で改造を受けているので、当然といえば当然なのですが。
・いずれも、2001年10月 撮影。