千葉県の成田以東に路線網を拡げる千葉交通。京成グループの事業者です。
成田空港関連の高速路線バスで知られますが、一般路線バスは沿線の大半が農漁村部で、数少ない都市部もその規模がいずれも小さいことから、北関東以上に路線の整理・縮小が大幅に進んでいます。そして車両も中型車が主力です。
千葉交通の路線車両の主力は、日野製です。
従って、一時期は、どこに行っても、一つ目RJを見ることが出来ました。
画像は、最もオーソドックスな旧塗装車。昨年、ボンネットバスをこの塗装で走らせて話題になりました。銀+赤+青の組み合わせは、他の事業者でも見ることが出来ます(ex.南国交通)ので、ある時期においては結構普遍的なものだったのかもしれません。
千葉交通のRJは、前後ドアながら、側面方向幕が前扉直後についているのが、少々変わっている点。
後扉締切がデフォルトであることと関連するのでしょう。
こちらは、新塗装車。
初期のコンピュータグラフィックを思い出させるような、モザイク模様が特徴です。
ただし、千葉交通全体としては、このあと高速バスと同基調の白と青の濃淡の塗装に移行しており、これを採用した時期は比較的短期間でした。とにかく所帯の規模の割に塗装の種類が多いと感じる事業者ですが、これは京成系の特徴かもしれません。
最後は、成田空港周辺のホテルと成田市内を結ぶ150円均一循環バスで使われていたもの。真っ白な特別塗装になりました。
成田ホテルバス連合会が運営するもので、運行を担うもう一つの事業社、成田空港交通にも、この車両が譲渡されていたと記憶しています。今は三菱の中型が入っている模様。
・千葉交通 日野P-RJ172BA +日野車体
(上から)
2003年6月 千葉県成田市
1998年3月 千葉県銚子市
2003年6月 千葉県成田市
※2016.9.15 1998年3月撮影の画像を交換しました。