かつては多くの事業者が北村を採用していた東北地方。
その中で、最終期まで大型~9m大型車で北村を入れていたのが山形交通と秋田中央交通で、
どちらも、9m大型車を好んでいたところに共通性があります。

・秋田中央交通 いすゞK-ECM430 +北村 1994年8月 秋田県南秋田郡五城目町
画像は、1980年代初頭のECM。
しかし、小型方向幕であることも手伝い、もっと古い時代の車輌にも見えます。
(実は、数回前に取り上げた、土佐電のRJと同世代です)。
当然ながら非冷房車。
車内の運賃表示機はなく三角運賃表が掲げられているだけでした。
もっともこの頃の山形・秋田の事業者では、どこもそうでしたが。
同期に富士重工の3Eを架装した車輌もおりました。
そういえば、秋田中央のモノコック車は、前ドアの開く方向が通常とは逆で、
フロントウィンドウ側ではなく客室側に折り畳まれるものだったと記憶しています。
他にもいろいろといたはずなのですが、
バスについての知識が浅かったため、ロクに撮影していないのが悔やまれるところです。
なお、五城目車庫は現在もレイアウトは変わっていませんが
車輌の留置方向が逆になっています。
※2015.8.5 画像を交換しました。