湊鉄道線のピカ一といえば、この車両でしたね。
・茨城交通湊鉄道線 ケハ601 1989年4月 那珂湊
1960年、新潟鉄工所が製造したもの。
最も、実情は新潟の試作品を引き取ったか、茨交の発注に新潟が試作要素を加えたとかそんなところなのでしょう。
側面の窓柱や窓幅は国鉄キハ20系と同じ、前面は新潟製らしい湘南形。
模型でも切り継ぎで作るにはいい題材かもしれません。
今でこそ、地方私鉄のステンレスカーは珍しくもなんともありませんが
昔はより目立つ存在でした。
昭和30年代製の車両に、GMのコルゲート板を貼ってお手軽にステンレスカーのフリーランスを作りたくなるのは、これや岳南1105あたりの影響なのでしょう。
なお、ケハの「ケ」とは軽油のこと。
ちなみに満鉄では、キハは揮発油、ジハは重油を表したそうです。
※2014.6.23 画像を交換しました。