今月の、もう一つの表紙候補だったのがこの車両でした。
随分前に使ったことがあったのでボツにしましたが。

・蒲原鉄道 クハ10 1999年2月 五泉附近
雪の中、五泉駅手前の急カーブを走る蒲原鉄道のクハ10です。
単行のモハ41に替わり、やってきたのは高校生を満載した2両編成。
だいたいモハ71とペアを組むことが多かったのですが、このときはモハ61が相手でした。
言わずと知れたキハ41000の生き残り。もとは、1935年川崎車輛製のキハ41120で1949年に廃車になり蒲原にやってきて制御車になりました。1961年に西武所沢工場で改造を受け、このスタイルに。
ここも車輛の整備や供給の面で、西武所沢の世話になった事業者の一つです。
ところで、モハ71の入線まで総括制御可能な電動車は蒲原には無かったので、
かつては直接制御の制御車だった模様。
お隣の栃尾鉄道でも同じことをやろうとして認可が降りなかったことがありますが、
こういう技術的な面で近隣の影響というのがあったのかもしれませんね。
※2014.6.26 画像を交換しました。