いくら三菱オンリーの福交に他メーカーの車両が入ったといっても、それだけでは、あまり積極的に動く気にならないのもまた事実。
今回、急遽福島往復(それも在来線で)したのは、お察しのとおり、ここに富士重工架装車、それも私の地元の関東バスの車両が興し入れしたのが、その理由です。
今回、福島交通で見たのは2台。いずれも福島支社所属です。

・福島交通 日デKC-RP211GSN +富士7E 2009年12月 福島県福島市
うち1台は、9m大型の日デKC-RP。ワイドドア仕様の旧210代です。
先に紹介したキュービックと同様にあまり大きく手は入れられていないようで、
優先座席の表示も、JR東日本のピクトグラムを縮小したものが、そのまま使われています。


・福島交通 日デKC-JP250NTN +富士8E 2009年12月 福島県福島市
そしてもう1台は、中型ロングの日デKC-JP。軸距を短縮した特別仕様車です。
諸々の情報から推測すると、真っ先に廃車になった五日市街道営業所の1009・1010だと
思うのですが、ちょっと解りません。
こちらも、やはり大きな改造は受けていません。
ワンステップ車ですが、アイボリーとグリーンの低床車塗装にはなりませんでした。
リアの「FUKUSHIM KOTSU」が、在来車と同じ切り抜き文字なのが、高ポイントですね。
それにしても、移籍元も移籍先も、常識を覆すもので、
昨今のバスを取り巻く様々な事情を思わざるを得ません。