「土電」の200といえば、「都電」6000スタイルの車両として知られていますが、
都電6000がバリエーション豊かであるように、こちらもスタイルが多岐に渡っています。
このうち、最も古い201・202は1950年 日立製作所製の車体を持っており、今年で60年を迎えます。


運転台のある前面中央の窓が拡大され、客用窓はスタンディーウィンドウになっていますが、これは後天的な改造です。
くわえて、200形で唯一の冷房改造車であるのがこの2両で1980年に施行されました。
屋上に載っているのがコンデンサで、バスの機関直結式を流用したのではないかと思うのですが、
車内がどうなっているのか乗ったにもかかわらず記憶がありません。
土電のバスは日野と三菱ですから、デンソーのクーラーなのかどうか?
ただ、冷房改造された当時、土電バスの冷房車は、全てサブエンジンクーラーだったはずなので、この推測に意味があるのかどうか・・・。 

・202の冷房部分 2018年3月
2018年3月に乗車した際の画像を追加します。
車内の天井肩部分にあるのがエバポレーターだと思いますので、ヂーゼル機器製の分散式エアコンの部品を作っていると思われます。 ※1
同様に窓周りが改造されたものの非冷房の204(1950年 帝国車両製)の画像も載せておきます。

(上から)
土佐電気鉄道 202 2005年4月 はりまや橋
土佐電気鉄道 201 2005年4月 桟橋通五丁目
土佐電気鉄道 204 2005年4月 桟橋車庫
※1 2022.1.17 画像を追加・本文を修正しました。