神戸市交通局 日野KC-HU2PMCE +日野車体
日本のノンステップバスは、その構造上、前中扉となっていますが
初期は後扉つきも何台か製造されました。最も、前後扉という例は殆ど無く、3扉が大半。
関西の事業者は、従前、その殆どが前後扉を採用していましたが、ノンステップ車導入以降、前中扉に移行してゆきます。その中で、神戸市交通局だけは後扉にこだわったためか、3扉での導入となりました。
・神戸市交通局 日野KC-HU2PMCE +日野車体 2010年8月 神戸市東灘区
これは、日野の例。
当時、なんでも3扉にしたがる傾向があった名古屋市交も3扉のノンステップ車を導入していましたが、日野は2扉以降後の導入例しかないため、日野の3扉ノンステは営業車ではここ
だけの存在だと思いますと、南海の河内長野のみだと思います(・・・失念していました)。
日デ+富士の初期車ほどではありませんが、重たいイメージのある日野の初期ノンステ。
この車両の場合、重苦しさが倍増されている・・・という印象を抱いたのは、どうも窓の周囲が黒塗りではないことが影響しているのかもしれません。そういえば、この車種で窓柱等を車体色で塗った例というのも、あんまり思い浮かびませんね。
神戸市営も3扉はこの直後にやめて、前中扉に移行しています。
現在、この車両は後ろ扉は締め切りとなっています。