今でこそ、北海道でも中型車はよく見かけるようになりましたが、排ガス規制がU-の頃までは
限られた存在で、見かける機会は少なかったと思います。
とにかく大型車、それも長尺車というのが多くの事業者に見られた傾向で、車両のダウンサイジング化を測ろうとしてもうまく行かなかったケースもいくつか・・・。
そんな例のひとつが、旭川電気軌道。
1980年代中頃、9m大型車を導入したものの長続きはせず、その後は今にいたるまで、大型車(中型幅ロング車を含む)が殆どとなっています。
・ふらのバス 三菱P-MM116H +呉羽 1994年2月 北海道富良野市
このとき導入した車種は、三菱がMM116、そして日野は稀少車種のRK172でした。特にRKを路線バスとして導入したのは、東日本ではこの1例だけだったと思います。扉配置は、当時の同社では標準的な前中折戸で2段窓です。
うちMMは、分社・第3セクター化した、ふらのバスに異動しましたが、そう長くは使われなかった(実働13年程度?)と思います。ちなみにRKは士別軌道に移籍しましたが、こちらも比較的あっさり廃車になってしまい、私は見ることができませんでした。
・2019.3.3 画像を交換しました。