西武バスとその関連会社で特定輸送を手がける西武総合企画には、西工架装の車両が多数在籍しています。今回は、そのうち入間市周辺で見られる車両を取り上げたいと思います。


・西武バス 日デKK-RN252CSN +西工96MC 2009年6月 埼玉県入間市※
まずはチョロQ。西武バス系の西工チョロQというと、西東京市のコミュニティバス用が知られていますが、こんなところにも1台あります。入間市の健康福祉センターと入間市役所・入間市駅を結ぶ直行バスで使われているものです。入間市は、コミュニティバス「てぃーろーど」で富士8E架装のKC-RNの導入実績があったので、その延長上の車種選択と思われます。行き先表示はLED式で、側面も経由地が複数表示できる立派なものとなっています。


・西武総合企画 日デPB-RM360HAN +西工96MC 2009年6月 東京都西多摩郡瑞穂町(箱根ヶ崎)
一方、こちらは、隣接する東京都瑞穂町にあるショッピングセンターの送迎車。
日野のエンジンを搭載するPB-RMですが前任車と同じく前中折戸、そしてツーステップ(補助ステップつき)という特徴ある仕様となっています。特定輸送ならではの仕様ですね。


・西武総合企画 日デPDG-RM820HAN +西工 (上)2009年6月 (下)2010年1月 埼玉県入間市
この送迎車は3台おり、もう2台※※は三菱との統合モデルであるPDG-RMとなっています。
塗装に加え、前面がRB由来の1枚ガラスタイプに、扉配置は前中折戸から引戸に、また窓形状がT字窓からメトロ窓になるなどの仕様の差が現れています。
しかし補助ステップ付きのツーステップ車である点は変わらず、なんともマニアックな1台となっています。
※2011年4月11日 読者の方から事業者名が間違っているとの指摘を頂き、訂正いたしました。
お詫び申し上げます。
※※ 2011年5月5日 読者の方の指摘から、各車両の台数と導入経緯について修正いたしました。