先日、茨城県へ行ってまいりました。
その際、水戸で見たのが、この車両でした。

・茨城交通 日野P-RJ172BA +日野車体 2011年8月 茨城県水戸市
茨城交通の一つ目RJの中でも、これは唯一のもと京王帝都電鉄の車両で1986年式。
1999年に移籍して以来、大宮営業所に配置されています。
専ら、大宮町→常陸大宮市周辺の路線で使われていて水戸市街には出てくることはありませんでした。、
それが今回、水戸の駅前で見たのでびっくり。
大宮周辺の路線が、廃止・減便が相次いだ結果、運用の見直しが行われたものと推測します。
そもそも車齢25年。経営母体が変ってから、移籍車の導入が相次いでいる中、これが未だ生き残っていることにも、驚かされましたが。
さて、この車両。当時は珍しかった京王帝都の移籍車でした。
まだ車齢10年程度の車両が市場に出回る中、12年の京王の路線車が出ることは稀で
高速バス開業の縁で移籍した川中島のRC以外は、この茨交車と同じ頃に
広電に行った各種(・・・RJ、MK、HT、MP、HUと、よくもまあバラバラの車種を1~2台づつ買ったものだと思いますが)と、上電に行ったHT3台くらいのものでした。
その後、AT車の時代になり完全に途絶えたあと、JP以降の車種は各地に移籍しているのは御周知の通り。
この間の、移籍車事情の変化というものを感じる部分でもあります。

・京王帝都電鉄 日野P-RJ172BA +日野車体 1998年5月 東京都八王子市
このRJは、もともとは高尾駅と小仏を結ぶ路線で主に使われていました。
当時の同年式同型車の写真(といっても八王子駅附近を回送中)がありましたので、1枚。
移籍時に出入口表示の行灯は撤去していますが、戸袋の内側が板になっているのは京王時代からだったのですね。