ただいま、こんなものを製作中です。
冬は模型シーズン!ということで、久々に模型熱が高まっている今日この頃。着工する車両の数だけがどんどん増えています。
そして、一向に完成しない・・・天気が好転したら塗装することにします。はい。
さて、まず画像の2両は今年2月に製作中の姿をご覧いたいだいた関東型窓配置の車両2種類です。
塗装の一歩手前の段階まで来ています(まあ、ここからが長いのですが)。
左の1946年川崎車両製の車両は、小田急1600がベース。
連結面が切妻なのが特徴で、ここは種車の妻板をR途中で切り落とし、そこにジャンクの中に転がっていたGMの旧型国電用(形式不明)のものを嵌め込んでいます。屋根の部分はプラ板からの整形。
当初は、旧国のままだったのですが、窓の大きさがあわない上、貫通路上部の幌受けの形状も異なるので、
結局のところ、殆どのディテールはやり直しとなっています。ちなみに、この連結面側の資料が皆無に等しく、なつかしの「ヤマケイハンドブック」シリーズに掲載されていた小さな写真を基に、ノーヘッダー・雨どいなしとしています。このほか、乗務員扉は、その高さがことなるため、プラ板で新製・嵌め込んでいます。
現在は、屋上をどうしようか・・というところで止まっている状態。ランボードを残すか否か・・・。
こちらは右の1938年川崎車両製のほう。傷だらけの側板もなんとかハコにすることができました。
妻面は、GMの京成3150更新車用の幅を詰めたものがベースですが、カーブの曲率を一定にするための方策で、ディテールは当然全て削り落とし、前面の貫通扉も埋めてから、窓などを改めて開けています。
屋根は、側面同様、鉄コレの国鉄クモハ11用の幅を詰めて使用。前後は新製しています。やはり乳白色のプラは加工しにくいですね。
ちなみにこの車両は、グローブベンチレーターを搭載します。
新規着工は、3両。
右は、1943年新潟鉄工所製の電車で窓配置が一見合造車と思わせるような特徴あるものになっています。
現在でも、この車両は神奈電の設定に含まれていますが制御車。新しい設定では、入線時に両運転台に復し、愛甲線ではなく大山・秦野線の配置ということにしています。
ということで作り直しの1両となったのですが、種車にできるものもないので、久々のプラ板からのフルスクラッチと相成りました。屋根は手許にあった鉄コレの伊予鉄モハ106用を長さを若干詰めた上で、ディテールを全て削り取ってから、車体に接着しています。
そして左は、関東大手私鉄の17.5m車。最近、千葉県のいちばん東の端で再度使われだしたことで知られる、あの電車です。鉄コレの小田急2220に羽後交通キハの前面を組み合わせるという、近年オーソドックスな方法ですが、車体幅は羽後交通のほうが狭いかつプロトタイプに同じなので、小田急の方をカラタケ割して幅を詰めています。
屋根はディテールを削り幅を詰めるのが面倒そうだったので、GM秋葉原店で調達した京急1500の屋根をベースとしていますが、労力はそれほど変らなかったかも。
そして前面ですが、当初、羽後交通のままを予定していましたが、雰囲気が異なるので、決断。
窓を上方へ拡大することにしました。
ここの会社の湘南窓は正方形に近い感じが特徴ですが、これで雰囲気が近くなったのではないかと思います。
ところで、問題が一つ。小田急2200とこの車両では、実は客用扉が開く方向が違うのです。小田急は左右で線対称ですが、こちらは点対称。戸当りゴムの表現が恨めしい・・感じです。