伊豆の金山を運営した帝国産金をルーツとし、戦後、進駐軍関連でバス輸送を開始した帝産グループ。
東名阪に拠点を持つ帝産観光バスが知られ他に幾つかのグループ会社があります。その中で、滋賀県には路線バスを運行する帝産湖南交通(滋賀帝産グループ)があります。とはいえ、ジェイコーチ傘下になった帝産観光と、滋賀帝産の間には、現在、特段の資本関係があるようには、どうも見えないのですが。
その滋賀の路線バスは文字通り、大津市から草津市あたりから、その南へと路線を伸ばしており
この範囲では、近江(コクド)、京阪の大手私鉄系2大事業者にヒケをとらない存在感があるのは、
「テイサン」の一翼ということもあるのでしょう。
・帝産湖南交通 三菱U-MP218M +MBM 2011年5月 滋賀県大津市(石山駅)
車両は三菱が主体。最近は南海バスから移籍した車両の数も多く、画像の車両もその一つ。
滋賀県南部といえば、全国的に見ても数少ない人口増加地域ですが、それがバスの乗客に必ずしも反映されているわけでもなさそうです。