佐賀県の昭和自動車といえば、とにかく多彩な車種構成で知られています。
その中で、P- ・U- の三菱の大型路線車となると、自社発注車は富士重工または西工を架装したため
エアロスターは移籍車で漸く出現となります。
しかし、これらが一筋縄ではいかないのが、やはりこの事業者の特色といいますか・・・。


・昭和自動車 三菱U-MP218M +呉羽 2001年9月 佐賀県唐津市

・昭和自動車 三菱U-MP218K +三菱 2001年9月 佐賀県唐津市
唐津に配置されたのがこの2台。
後付の側面方向幕やオレンジ色のマーカーランプで推測されるように、もとは自家用or特定輸送用と思われる2台です。
上の車輌は1993年式と手許のメモにはあるので、エアロスターKの架装例としては最終期の車輌。そして車齢8年程度で、移籍したことになります。
その下の、登録番号で1番違いのエアロスターMは、サブエンジンクーラーを装備したため側面の窓割りが特徴的、そして屋上がすっきりしていますね。
一方、福岡地区の前原にはこんな車輌がありました。

・昭和自動車 三菱P-MP218K +呉羽 2006年9月 福岡県前原市
本日取り上げる中では、唯一?のオーソドックスな車輌で、川崎市交通局から移籍したものです。
富士5Eを架装したLVと共に1台づつが同時期に入っています。
側面の方向幕を移設するなどの改造を受けています。


・昭和自動車 三菱U-MP218P +呉羽 2006年9月 福岡県前原市
そして、こちらはロングホイールベースの前中扉車。
側面方向幕が後付であることなどから、やはりもとは自家用と思われます。1991年1月式の模様。
車内には、二人がけシートがズラッとならんでいますね。