関東平野は広い。
どこまでも、どこまでも平ら。
特に、東北線と高崎線に乗っているとそれを感じる。しかし、宮脇俊三氏が「つまらない関東平野を特急で飛ばして東北に・・」と表現した様に、結構退屈なものである。
その関東平野の北東にそびえるのが筑波山。田園地帯で撮影するには、丁度よいアクセントになる。最も、これのおかげで水戸にはAM放送の電波が届き辛く、茨城放送が存在するなんて話も聞いた事がある。
関東鉄道常総線 キハ103 1997年10月 玉村~石下
昔は、もっと麓を関東鉄道筑波線・・・ようするに筑波鉄道が走っていたけど、1987年3月末で廃止。今は、常総線の下妻・石下あたりや霞ヶ浦を挟んで鹿島鉄道あたりから撮影したものが多い。
走る車輌は、もと国鉄30系気動車のキハ103。今は自社発注の若い車輌が大半を占め、百鬼夜行魑魅魍魎の譲渡気動車群を廃車に追いやったこのグループも、活躍の場は極端に狭まった。
関鉄は常磐新線の開業で、ドル箱の高速路線を失い、通勤客も直接同線の駅に出るようになり苦戦していると聞く。快速運転などの新しい試みが、是非とも成功して欲しいもの。
・2018.10.30 画像を交換しました。