鹿児島県内に路線をもつ、もう一つの民営グループ。
それが南国交通です。南国殖産系列の事業者で、市内から県北部にかけて路線網を持っています。
鹿児島市内で使われる車両は、大型車が大半を占め、また郊外の団地路線などと坂道の多い環境にあわせて、軸距5.2~5.3m級の高出力車を採用しています。
・南国交通 いすゞU-LV218M +アイケー 2012年5月 鹿児島県鹿児島市
・南国交通 いすゞKC-LV280N +IBUS 2012年5月 鹿児島県鹿児島市
画像はキュービックボディーの車両。同社のいすゞ車はP-以降、KC-の途中までアイケー・IBUSの車体を架装したものを導入していたため、キュービックはメジャーな存在です。エアサス、前中ワイドドア、窓はメトロ窓で室内にはハイバックシートと高級志向ですが、鹿児島ではこれが標準的仕様でした。
U-からKC-になって、窓の構造が変わり、KC-ではスッキリとした窓配置となっています。
・南国交通 いすゞKC-LV380L +IBUS 2012年5月 鹿児島県鹿児島市
・南国交通 いすゞKC-LV380L +IBUS 2012年5月 鹿児島県鹿児島市
一方、移籍車の導入はここでも例外ではなく、関東地方からこのような車両が導入されています。
上がもと国際興業、下がもと東急バスで、いずれもリーフサス・短尺の車両。
2段窓であり、特にサッシが銀色の国際興業車は、自社発注車とは異なる印象となります。
ただ、前出の仕様差ということもあるのか、南国では移籍車の存在は目立たない程度に留められていると感じます。実際、いろいろ撮影しましたが、移籍車をみたのは僅かに4台だけ・・でした。