近鉄から分離され旧い社名に戻った伊賀鉄道。
その要となるのが、伊賀市にある上野市駅で、上野の旧市街地の北側にあります。
その駅舎がこれ。
一見洋風で小洒落た・・・といいたいのですが、実際に目にすると、なんだかヌボーとしたというか大味な感じが否めないように思います。屋根の縁が妻板とツライチに近いのが原因でしょうか。現在の水色とピンクという塗装も、それに拍車をかけているのでしょう。
1922年築の木造モルタル建築らしいのですが、一度戦前の写真を見てみたいなあ・・と思います。
北海道の酪農畜舎、あるいは戦前の看板建築などで見かけるギャンブレル屋根(にしては、上が尖りすぎ)ですが、それが十字にクロスしているのは、独特ですね。
現在は伊賀鉄道の本社としても機能を果たしているようです。
・2010年4月 撮影