札幌市の南・西側は山が近く、行政区分が「中央区」であっても山間の集落であることがあります。
それが、盤渓(ばんけい)周辺で、ここを本拠地として運営していたのが、その名もばんけい観光バスでした。
この地を開発した我満氏が、スキー場を開設。その後、1977年に円山公園~盤渓の札幌市営バスを譲り受けて乗合バス事業に進出しました。2008年に路線撤退等のいざこざがあり、現在はパチンコ屋の太陽グループの傘下に入り、社名を「札幌ばんけい」に変更しています。
さて、ばんけい観光バスの路線バスは殆どが移籍車で賄われていますが、
どういうわけか1台だけ新車が在籍していました。


・ばんけい観光バス 日デP-UA33N +富士7E 2000年5月 札幌市中央区(盤渓)
ばんけい観光は三菱車が殆どでしたが、これは日デ。1989年8月製のP-UA33Nです。
逆T字窓であり、側面方向幕の位置などに近隣事業者の影響を感じますが
窓ガラスが青い色つきなのがポイント。
車内は都市タイプのローバックシートですが、中扉の反対側には座席がなかったような記憶があります。
※2014.08.04 画像を交換しました。