宮崎交通というと、低年式車であっても良好なコンディションの車両が多いと思います。
これは昨日今日の話ではなく、いまから15年くらい前でも変わりませんでした。
したがって、モノコックボディの車両が良好な状態で残っているということで宮崎の地を
訪れるバスマニアもいたと思います。その頃の車両から今月のサイト表紙を飾るこの型式を。



・宮崎交通 日デU20L +富士3E 1999年8月 宮崎県宮崎市
富士3Eを架装するU20Lです。
この頃、既に3Eはかなり少なくなっていましたが、特にK-以前の車両となれば貴重なものでした。
九州では、ここと佐賀の昭和自動車が最後の砦でした・・・どちらもモノコック好きにはたまらない事業者でした。
年式は下の2台が1979年10月です。いちばん上はメモしてませんが前後の登録番号を考えると1980年式だと思います。いずれも、U20としても最終期のものですね。
九州ですので、当然のよう冷房付き。サブエンジン方式となっています。
ちなみに、同時期に作られていたU30(UA30)との差は、リアの開口部に現れます。上下に大きいのがU20(UA20)、小さいのがU30です。
U20は都市部の事業者に多かったのか、最終期まで残っていたのは高知県交通や鞆鉄道などU30のほうが多かったように思います。