松江市交通局 三菱P-MM117J/U-MM117J +呉羽
1980年代後半~1990年代の松江市交は、全国でも珍しい三菱の9m大型車(MM)を主力としてそろえる事業者でした。この中で、
P-MM116Hについて過去にとりあげましたが、今回は、その次の世代の車両がお題です。
・松江市交通局 三菱P-MM117J +呉羽 2009年2月 島根県松江市(松江駅)
三菱MMは1988年、それまでの中型準拠から大型準拠に変更されます。
これにより、それまで中型のMK116に準じた車体から、大型のエアロスターKに準じた車体に変更されました。
ただし、エアロスターだと前面の左側面側に設けられることが多いセイフティーウィンドウはMMにはありません。
松江市交の仕様は、前中折戸・黒サッシでこれはMM116と同じ仕様。
・松江市交通局 三菱U-MM117J +呉羽 2009年2月 島根県松江市(松江駅)
モデルチェンジ後して2年後の1990年に、平成元年排出ガス規制適合となり、型式もP-からU-になりました。
但し、外見には殆ど表れません。
松江市交の車両は、P-とU-では窓サッシの色が異なります。この銀色は、あとの車両にそのまま引き継がれていきました。
この後も、MMは排ガス規制とエンジン・車体の変更で、型式は2~3年ごとに変わっていきました。
乗合事業者で導入したところは少ない三菱MMですが、その割に型がバラバラなのは、こんな事情があるようです。