富士急行グループのバスというと、KC-まではリフト付きなどの例外を除き、扉配置は前後折戸が標準でした。
ところが、どういうわけか、上野原等に配置されたキュービックには前中折戸の車両がありました。

・富士急山梨バス いすゞU-LV324M? +IK 2009年9月 山梨県都留市(東桂駅前)
大学の移転などで乗客が増えていたことが関係するのか、あるいは同時期に導入されたリフトバスに合わせたのか。
ともあれ、あまり例の無い窓配置のバスとなりました。
ちなみにP-のキュービックは、富士山を挟んで反対側の沼津あたりに配置されていましたが、U-以降は山梨側にしか配置はありません。
そんなわけだったのですが、KC-で導入された車両は、標準的な前後折戸に戻っています。

・富士急山梨バス いすゞKC-LV380L +IBUS 2010年4月 山梨県上野原市
KC-のキュービックバスツーステップ車にしては、屋上にエバポレータが飛び出ているのが
若干特徴的な部分かと思います。
KK-、KL-の時代になると、結局また前中扉の配置になるわけですが
ここ上野原にはワイドドア車が投入されるなど、特色のある車両の投入は続いたようです。