ただいま、こんなものを製作中です。

今年も例年通り年末に塗料を落とした模型を、箱根駅伝を見ながら改造する・・・という実に正月らしい暮らしぶりで始まった睦月も、はや「ゆく月くる月」となりました。
今月進捗があったのは、この2両・・・実はもう1両、スケールモデルの車両を作成し塗装も終了しているのですが、いずれ別の機会に皆様のお目に触れるときが来るかと思いますので、そのときに再度とりあげようかと考えています。
で、残りの2両は、やっぱり神奈電の車両から・・・。

先月取り上げた、鉄コレ第4弾のクモハ11400に鉄コレ第14弾の豊橋鉄道モ1720(名鉄3800)の窓を移植した側板は、やはり豊橋鉄道モ1720の妻板・屋根を加工したものと組み合わせて、このようなハコになりました。
前面はディテールを全て削り落として新たに窓柱・窓枠を作ったのは定石どおり。ただし、名鉄3800の妻板はカーブが緩く感じますね。完成後にどの程度の影響が出るか・・・・。
もと買収国電ですが、旧作では原形のままなのに対し、新作は神奈電入線後に大改造を受けたという想定に変更しています・・・ただ、原形はなるべくそのままに・・・このスタイルから想像が付いた方もいらっしゃるかと思います。

一方、新規着工はこちら。
やっぱり買収国電を出自とするクルマ。18m級の木南車両製の電車・・・といえば、もうおわかりですね。
種車は、鉄コレ事業者限定品の箱根登山鉄道モハ1から。
箱根登山の窓幅は900mmで、これはなかなか実例がないのですが、この電車にはピッタリの大きさ。
2両を使い、中央のドアの部分で切り継いでいます。なお、右側の車端部は切り継ぎ済みですが、左側は未着手となっています。
両端のドアはもとの位置のままくりぬいて幅を拡幅してから、タヴァサの1100mm用を嵌めています。一方、真ん中は、くりぬいてから、扉脇に0.5mmプラ板を張って窓柱を太くしています・・・この車両、扉両脇の柱の太さが、中扉のほうが太くなっているのですね。
とりあえずプラ板を張り、昔なつかしのタミヤパテを盛って扉下部の隙間を埋めていますが、このあとも幕板・裾ともに延長が必要など、なかなかハードな工作になりそう。
しかし、鉄コレ使ってもかなりのお値段となり、「鉄コレ」で「手軽に改造」とも行かなくなってしまったなあ・・・と思うところであります。