いすゞ+IK/IBUSに拘らなくなったとはいえ、まだまだ他の組み合わせはイレギュラー感のある
岩手県交通のバスから、今回は富士重工8Eを架装した車両を。
・岩手県交通 いすゞKC-LR333J +富士8E 2009年10月 岩手県大船渡市
岩手県交通は、立川バスの移籍車が流通しはじめた頃に、いすゞLRが幾つか入っています。
その多くは、通常の
IK→IBUS架装車でしたが、1台だけ、富士重工架装の車両も入ってきました。
立川バスの特徴である、3段になっているエンジン開口部はそのまま。
塗装が国際興業新色になったのは、ワンステップ車であるから・・と推測していましたが、その後の動向を見ると、そういうわけでもなさそうです。
画像は、震災前の大船渡で撮影したもの。被災を逃れ、現在も大船渡で走っているようです。
・岩手県交通 日デKC-JP250NTT +富士8E 2010年9月 岩手県花巻市
そんなLR以上に不可解な車両選択に思えたのが、この日デJP。もとは横浜市交通局の車両で、短尺改造車になります。このとき、同時に
西工架装車も入っているのですから、余計に混乱しますね。
なお、このあと、この種の中型ロング車は導入されていません。
塗装は、親会社のエルガ/エルガミオ準拠であり、同様にキュービック/ジャーニー準拠のLRとは、全面や扉上部等の塗りわけが異なっていることがわかります。
・岩手県交通 日デKC-RN210CSN +富士8E 2010年9月 岩手県北上市
そして、こんな車両も。
日デのチョロQは、もとは伊勢崎市の無料コミュニティバスの車両(十王自動車が運行)。
どういうわけか、3台揃って岩手県交通に引き取られてきました。なお、このコミバスにはKC-RMも在籍していましたが、そちらは遠く鹿児島交通に移籍した由。
岩手県交通には小型車を使う路線がいろいろありますが、このRNは配置営業所もバラバラで、なんとなく持て余しているように感じます。