呉市交通局の西工架装車というと、晩年は貸切兼用タイプのE形架装車が知られていましたが、
当然ながら一般路線車でも、コンスタントに採用が続いていました。
ただしこれは、排ガス規制でP-までの話で、そのあとはパッタリと途絶えてしまいます。

・呉市交通局 三菱P-MP218K +西工58MC 2008年7月 呉駅前(広島県呉市)
呉市交通局の主力車種は三菱で、西工58MCへの架装例もその殆どは三菱MPでした。
長さは短尺・標準尺の双方を平行して導入していました。画像は短尺車で1989年度導入車です。
窓のサッシが銀色で、中扉の戸袋窓の小ささが目立つように感じます。
さて、58MCというと京阪神・山陽・九州での採用が殆どですが、この地域の事業者というと、扉配置は前後扉かワイドドアのものが多く、窓の構造も早い段階からメトロ窓や逆T字窓を標準として採用していた事業者が多数あります。
したがって、この呉市営の車両のような、前中引戸で2段窓という東日本ではよく見かける仕様は、58MCでは少数派で、このあたりに文化的な差異を感じるところです。