南部バスの路線車から
今回は、旧塗装の中型車を2つほど。

・南部バス いすゞK-CDM410 +川重 1999年5月 青森県八戸市
南部バスは昭和50年代には中型をそれなりに導入するようになります。
この車両は、モノコック世代でも、最終期に製造されたもので、1983年1月製。
南部バスは、このあたりの車両から前面・側面に大型方向幕を採用します。
CCM/CDMの場合、ただでさえ前面の幕が屋根より1段飛び出た形状になっているので、大型にすると重たい感じになるのは仕方がないですね。

・南部バス いすゞP-LR312J +川重 2010年9月 青森県三戸郡三戸町
これが1年経ちますと、フルモデルチェンジが実施されて、P-LR系になります。
この車両は1984年2月製。仕様の面では、上のCDMと殆ど変わっていないことがわかります。
バスのスケルトン化は、方向幕の大型化など時代のニーズに合致したものでもあったわけですね。
ちなみに、この車、撮影時点で26年目というベテラン車。さすがに、先日廃車になったようですが
CDMがとっくの前に無くなっていることを考えると使用年数が大きく変わったことを示しており、
バス業界を取り巻く厳しさを感じるところです。