北海道中央バス 日野KC-HU2MLCA +日野車体
北海道中央バスは、国内でも有数の大規模バス事業者で、北の雄というイメージがありました。
そこが移籍車の大量導入を開始したと聞いたときには、ショックを禁じえませんでした。
規模が規模だけに、その導入台数も他の事業者を圧倒するようなものとなり
中には、珍しい経歴の車両も紛れ込んでいます。

・北海道中央バス 日野KC-HU2MLCA +日野車体 2011年10月 麻生駅附近(札幌市北区)
ビルトインクーラーで2段窓・前中扉のブルーリボン。
もとは、長野県の伊那バスの車両で、その時点でも驚きなのですが、
さらにその前歴があり、元々は、いわゆる「サンプルカー」と呼ばれるものでした。
一見オーソドックスに見えて、なかなか存在しない感じの仕様ですね。
伊那バスのブルーリボンといえば駒ヶ岳ロープウェイ用が知られていますが、これは一般路線用だったようです。ゆえに、使うところもなく早めの放出となったのでしょう。
なお、もともとは前扉の直後に小型の方向幕がありましたが、移籍時に、その後ろの2枚の窓と位置を入れ換え、さらに大型のLEDに変更しています。