岩手県交通の路線車に富士重工7E架装の車両が登場して、マニアを騒がせてから10年。
移籍車は相変わらず、いすゞが主体であるもの、他メーカーの車両もいろいろと入るようになりました。
これは、貸切車や高速車でも変わらず、富士重工も各種ボディが入り、そのシャーシもバラエティに富んでます。今回は、その中から7HD(7M)について取り上げたいと思います。

・岩手県交通 いすゞU-LV771R +富士7HD 2013年11月 岩手県一関市
7HDが最初に入ったのは2007年頃のこと。車種は、オーソドックスな、いすゞLV7系でした。
1994年8月製で、もとは相模鉄道の車両です。2台が一関営業所に在籍し貸切車となっています。
しかし、その後、いすゞ車はしばらく途絶えることになります。

・岩手県交通 日デKC-RA531RBM +富士7HD 2013年11月 盛岡駅東口
代わって、日デRAが移籍しました。
屋上の冷房と、床下の扉が引き戸のトランクルームという特徴からわかるように、もとは東京空港交通の車両です。しかし、空港関連ではなく、雫石営業所に所属し、一般路線で使用されています。
T字窓とナンバーから類推するに、年式は1996年式あたりと思います。

・岩手県交通 日デKC-RA531RBN +富士7HD 2012年9月 仙台駅西口付近
もと空港交通の車に比べて大人しい仕様のこちらは、もとは西武バス(グループ)の車両。
西武時代に貸切車から高速車に転用され、西武観光バス→西武高原バス(軽井沢)と異動してから、岩手県交通に2010年頃、移籍しました。
同社でも高速車となり、江刺・水沢~仙台で使われています。
なお、扉の上には西武時代に設けられた方向幕がありますが、使用しておらず蛍光灯が剥き出しとなっています。

・岩手県交通 日野KC-RU3FSCB +富士7HD 2013年11月 久慈駅前(岩手県久慈市)
更なる珍品がこちら。
もとは、国際観光バスの日野KC-RUで、同社が国際興業に吸収されたあとに移籍してきました。
国際観光バスは東京日野自動車傘下の事業者でしたから、車両は基本的に日野+日野車体製でしたが、なぜか2台だけ富士7HD架装の車両が在籍していました。
マニアの間では「いわくつき」と語られることが多いのですが真相はいかに?
岩手県交通に来たのは1台のみで貸切車となっています。なお、もう1台は秋北バスに移籍しました。

・岩手県交通 日野U-RU2FTAB +富士7HD 2013年11月 平泉駅前(岩手県西磐井郡平泉町)
日野への架装例はもう1台ありますが、こちらは上の車両よりも登録が後にも関わらず、
U-となっています。もとは茨城オート(→茨城交通)の車両で、1992年4月製です。
実に車齢20年近くにしての移籍ですが、岩手200か16**というと、東日本大震災の後の登録ということになるので、そのあたりがなにか関係しているのかもしれませんね。路線車になっています。

・茨城交通 日野U-RU2FTAB +富士7HD 2011年8月 水戸駅北口
このほかにも未だ数種類の7HDがあるようですが
いまのところ、抑えることができたのはこれくらいです。
ここまできたら、ぜひとも三菱MS+7HDも入ってほしかった・・・と思ってしまうのはマニアの性ですね。